泉州コンシェルジュ

明治16年に創業し、昭和23年からコットン（綿糸）専門の紡績企業として、綿糸の特性を熟知した立場から
世界各国に拡がる原産地とのネットワークを活かしながら上質な原綿を厳選。130年以上の歴史に裏付けされた紡績技術を駆使し、多岐に亘る分野に貢献できる最適な素材を数多く提案してきました。綿糸といっても
織物、ニットなどの衣料用素材や、タオル、シーツ、カーペット、カーテン、手袋等、商品によって要求される風合いは千差万別です。原綿の特性を最大限に引き出す最先端の生産設備を備えており、ソフトからハードまでバリエーション等、豊かな風合いを作り出すことができます。綿糸と合繊等との組み合わせや、麻、ウールなどの他の天然素材との組み合わせも得意とし、環境にやさしいオーガニック素材やエコ素材等、時代に即応した開発にも積極的です。 日々変化する消費者の志向に合った素材開発を目指しており、最新の設備と高度な技術で、"多品種少量生産"といったニーズ等にも、きめ細やかに対応しています。

そしてこのほど、自社ブランド「ｉｔｏ」を立ち上げタオル製品事業に参入しました。
原糸から国産にこだわった"糸屋のタオル"がコンセプト。「純国産による高品質や"安心・安全"などを切り口に、ブランドの認知度を高めていく」と意気込む藪内邦義さん（取締役社長）。タオルに最適な原綿選択や紡績の工夫によって生まれた原糸を使用。製織と染色仕上げ加工も大阪泉州のタオル産地で行い、純国産のタオルとして打ち出します。特に紡績として原糸からの差別化にこだわり、特徴のある原綿をタオルに最適な糸に紡績して使用。日本で生活する人に好まれる糸を一心に作り続けてきた老舗の糸屋自らが生産するタオルは、国産タオルの新たな動きとして注目を浴びそうです。

・ 綿糸だけでなくポリエステル、レーヨン、アクリルなどの合成繊維との組み合わせによるミックス素材や麻、ウールなどの他の天然素材との混紡糸も展開。
・ 老舗糸屋が紡いだコットンタオル。【 ito 】 by　いとやのタオル